洪水や寒波で亡くなるインディオの子ども達 | 世界とつながるお手紙交流

洪水や寒波で亡くなるインディオの子ども達

プラン・ジャパンから、3月からペルーで豪雨が降り続け、洪水被害が深刻であるため、お手紙のやり取りが大幅な遅延となることになったとの連絡が来ました。

チャイルドへの被害は報告されていないとのことでした。

今はどうなのでしょうか。

豪雨が続き、怖い不安な思いをしていることでしょう。不自由なく過ごせているか手紙で確認して応援しようと思います。

ネットで見た水没被害地域の一つはエルインディオとその名の通りインディオの居住地帯のようです。

去年の寒波では以下のサイトで報告された時点でアルパカ4万何千頭、リャマは4千頭、他にも多くの動物が亡くなったそうです。

一昨年はもっと酷く100万頭の動物が亡くなったのだそうです。

http://earthreview.net/cold-kills-47-people-and-61000-cattle-in-peru/

南半球の冬でそんなことがあった時、北半球ではロシアで40度超えの熱波があったというのだから地球の異常気象に驚きです。

チチカカ湖で伝統的な暮らしをする人々がいることで有名なプーノでも、12人の子ども達が寒さで亡くなったそうです。

今の時代でもそんなことになるなんてとても悔しいことです。

25年程前に書かれた「インカの末裔」という本では、大勢のインディオの子ども達が、アンデスで寒波で亡くなっているとの話が書かれていました。

貧しく学校にも行けないアンデスのインディオの子どもが、寒さの中一日中家畜を誘導している時、足を滑らせて冷たい川に落ちて動けず亡くなってしまった日に居合わせとてもつらかったそうです。

そんなことが絶えないと書かれています。

その時、父親に「せめてスペイン人ではなくて日本人が統治してくれていたなら、私達の子供がこんなめにあわなくて済んでいただろう。」と泣きながら言われたというのです。

葬儀の晩、アンデスの谷に母親の泣き声が響き渡りました。

この話が忘れられなく、なんとか支援をしたいと思いました。

今では国全体の経済はもっと豊かになり、先住民との格差がましになっているとは思いますが、現状はどの程度なのでしょうか。
今でも寒さで亡くなってしまう子供達が毎年いるのが当たり前のようなら大変です。
早くペルーでの格差がなくなることを願います。