世界とつながるお手紙交流 -6ページ目

児童労働・エイズ孤児・・・へのプランマンスリーサポーター

気の向いた時に気の向くままに、募金。を最近再開しています。

この前、スラムドックミリナリオを見て、イスラム教のスラム地区をヒンズー原理主義が襲撃、母親を殺されて孤児になった子どもが、より稼ぎになる物乞いにするために騙されながらスプーンで目を潰されるシーンが衝撃的で、どこかに募金したいと思いました。

そこでプランジャパンの一般募金に、インドの人身売買/性的搾取にあった女の子たちのシェルター設置というのを見つけ、募金しました。
http://www.plan-japan.org/join/priority/project02.html

募金すると、あの映画で受けた思いが晴らされる気がするんですよね。
もちろん、心の中に大切に残し、募金を続けます。

他に、マンスリーサポーターがあって、今どんなプロジェクトがあるのか見てみると、ちょうど私の心をつかむものばかりでした・・!

http://www.plan-japan.org/join/monthly/

パキスタンでは、スラム出身の女の子が、充分な教育を受けられず、家事使用人として劣悪な環境で働いています。

私はイスラム圏に多く行った事があり、イスラム教徒の親切さ、温かさが大好き。欧米メディアの言うようなイメージ、女性差別だけの害悪な宗教、といったものとは程遠いことを知っています。

それでも、唯一言えるのは、やっぱり、女性を軽視する社会がイスラム圏に多いことは事実・・。

イスラムの教えにはないことを勝手に解釈、もともと女性蔑視の文化があってそれをイスラムを拡大解釈する、等々で、特にアフリカ、そしてアフガニスタンで酷いことになっている。

パキスタンは識字率が極端に低い国。男女共に低いけど、女の子の方がずっと低い。女の子教育が後回しにされたりしていることを改善すればもっと上がるはず。

学校に行く代わりに劣悪な家事労働・・・というのは何とかしてあげたいことだ。

プランのマンスリーサポーターでは280人に教育、就業支援を実施するのだそう。

まずこれに心惹かれた。

他にもエジプト、ネパール、バングラディシュのストリートチルドレンへの職業訓練、インドやモザンビークのエイズ対策、エイズ孤児への保護というのにも自分の関心事だった。

障害者を持つ子ども達や虐待される子ども達・紛争にまきこまれた子ども達などを対象に他にも様々な国でプロジェクトを実施し、終了したらまた新しい国、活動に代わるというもの。

南米の先住民の文化に最近興味を持っていたら、この中にエクアドルの貧しい先住民の働く子ども達のプロジェクトもあり、私の心をつかむものが多いなーと思った。

そうしてマンスリーサポーターを申し込みました。

プロジェクトを見に訪問も出来るらしいのだけど、エジプトかパキスタンは近いうちに行きたいので見に行けたらなーと思いました。

マンスリープロジェクトの訪問はあまり聞いた事がないけど、自分で現地に行く機会があれば連絡して訪問、という感じで良いのかな・・?

仕事で忙しく、プライベートな時間も少なくなると、世界とつながっている、という実感を持てることがとても嬉しいものですね・・!



イラクで大量に捨てられる赤ちゃん達の遺体

今、テレビ朝日で、「開局50周年特別番組/ニュースの記憶/ 報道50年映像全史」と言ふ番組が放送されています。

番組の中で、1991年の湾岸戦争における油まみれの水鳥の問題が取り上げられていました。皆さんは、あの映像をご
記憶でしょうか?

1991年1月、湾岸戦争が勃発した直後、テレビで、「イラクがペルシャ湾に原油を放出し、その結果、著しい環境汚染が起きて居る」と言うニュースが流れました。


そして、そのニュースの映像として、海岸で石油まみれの水鳥が立ち尽くす映像が流されたのです。

この映像が世界に与えた衝撃は大きく、アメリカでは、「イラクに戦術核兵器の使用を!」と言う声まで上がった事を、当時のニュースは伝えています。


ところが、間も無く分かった事は、海流の速さから考えて、その話はおかしいと言う事でした。


そして、その年の終わりに、テレビ朝日の取材で判明した事は、その水鳥は、「イラクによる原油放出」の犠牲だったのではなく、アメリカの空爆の結果、石油が海に流出し、その様な悲惨な目に遭ったものだったらしいと言う
事実でした。

今放送中のこの番組(テレビ朝日:14:05-17:30) の中で、この「黒い水鳥」の問題が取り上げられると言う事ですので、是非、御覧下さい。




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また、アメリカ人女性が「イラクの病院で赤ん坊達が次々と捨てられているのを見た。人権のなさにショックを受けた」と泣きながら話したニュースで、アメリカで湾岸戦争のイラクへの爆撃ムードが盛り上がったそうですが、後で真っ赤な嘘だと発覚したそうです。

その結果の13年間に渡るアメリカと国際社会の経済制裁で、実際にイラクでは医薬品が完全になくなり、助けられなくなった未熟児の赤ちゃん、栄養失調の赤ちゃん達が収容しきれず、お墓に入れるお金もなく、本当放置されている写真を見ました。


まさにアメリカ、それに追従する国際社会の経済制裁により、人間の尊厳など奪い尽くされたのです。

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日本人医学生が撮った写真です。http://square.umin.ac.jp/iraq/suffering/suffering.htm

これは全く報道されないどころか、一向に経済制裁の手を緩めず、爆撃まで開始したのです。

こちらの真実の方は本当に涙が出る写真です。


イラクは、2003年に始まる米軍によるイラク戦争以来、ずっと情報統制によって全く悲劇が伝えられていません。


イラクの子ども達の命を救うためにも、真実を世界に知らせなくてはならないと強く思うのです。

世界4位のアフガニスタンの5才未満児死亡率

「世界子供白書」を見ていたら、アフガニスタンの1000人あたりの5歳未満児の死亡率は257人で、なんと世界4位でした。


これにはとても驚きました。


ほとんどのアフリカ諸国よりもずば抜けて高いのです。


ちなみにイラクは湾岸戦争が始まる前、中東一繁栄していた90年は50人だったのが、2004年では125人と世界33位となってしまいました。とても悲しいことです。アメリカと国連による13年間の経済制裁で消毒アルコールや麻酔といった基本的な医薬品や、最新の医療情報まで輸入禁止となったため、65万人の子ども達、150万人のイラクの人々が亡くなりました。


過去から現在の間にほとんどの国が死亡率を下げている中、ここまで死亡率が圧倒的に上がったのは、イラクだけです。


他にもサハラ以南のアフリカ諸国の中にまぎれているのが、タジキスタンで118人で38位、イエメンは111人で43位です。


そしてコーカサスの国々とパキスタンが並びます。


トルクメニスタン 103人

パキスタン 101人

アゼルバイジャン 90人

カザフスタン 73人

ウズベキスタン 68人

キルギス 68人


南アフリカはこれらの国よりも死亡率が低く67人なのです。


でも、イエメンやコーカサスを支援している団体が見つかりませんでした。


アフガニスタンは、かなり多くの団体が支援していますが、中でも乳幼児死亡率を下げるための活動をしていて、出産に関わる支援をしているのが、JVC(日本国際ボランティアセンター)http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/afghanistan/index.html です。


この団体はイラクの子ども達のための医療支援も行っています。http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/iraq/index.html

以前からこの活動を知っていましたが、4位という衝撃的な事実を知り、この支援を応援したくなりました。


サハラ以南のアフリカ以外の国をピンクで書きました。


1位 シエラレオネ 283人

2位 アンゴラ    260人

3位 ニジェール  259人

4位 アフガニスタン 257人

5位 リベリア    235人

6位 ソマリア    225人

31位 ジブチ・タンザニア 126人

33位 イラク・モーリタニア 125人

35位 マダガスカル     123人

37位 ケニア    120人

38位 サントメプリンシペ・タジキスタン 118人

40位 ハイチ 117人

41位 ボツワナ 116人

42位 ガーナ 112人

43位 イエメン   111人

44位 コンゴ    108人

65位 南アフリカ 67人



タジキスタンの5歳未満児死亡率と支援

タジキスタンの1000人あたりの5歳未満児死亡率は38位で118人です。
コーカサスの国は皆5歳未満児の死亡率が高くて驚きました。
ちなみにアフガニスタンは4位で257人、イラクは125人で33位です。


この事実を最近知り、タジキスタン支援を行っている団体を探したところ、“難民を助ける会”が活動をしていました。

http://www.aarjapan.gr.jp/act/tadjik/index.html


コーカサスの他の地域行っている団体は、他にみあたりませんでした。

どこも南アフリカの67人よりも死亡率が高いのです。東南アジアなどははるかに少ないです。


カザフスタン 73人

ウズベキスタン 69人

キルギス 68人


こうした地域にもNGOが活動を広げていって欲しいです。

ミンダナオムスリムのための医療支援

MindanaoMuslim

以前紹介したhttp://ameblo.jp/hulun/entry-10000572319.htmlミンダナオ子ども図書館http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/index.htm に募金をしたところ、子ども達の絵が送られてきました。ここは募金をすると毎回子ども達からお礼の絵が届くのです。


子ども達にちゃんとお礼を描かせることを大切にしているそうで、とても良い試みだなと思いました。


こんなに小額の募金にお礼の絵が届くなんて、うれしいです。


なぜフィリピンの中でもミンダナオのムスリムがもっとも貧しいのかということを説明します。


スペイン支配が始まる前、フィリピンにはミンダナオにイスラム教が伝わり、後は特に大きな宗教はありませんでした。


ミンダナオだけは唯一スペインによる支配にムスリムが抵抗し、伝統が残り、スペイン支配の影響を受けなかったのですが、スペインはミンダナオのムスリムを、モロッコのムスリムにみなしてモロー人と蔑称し、ムスリムに負けた屈辱の歴史を、今度こそ勝つと考えたのでした。


そしてムスリム居住地区に国境線を無理やり引き、差別統治してムスリムの村を焼きました。


それがきっかけでそれまで共に住んでいたキリスト教徒の村と焼き討ちのし合いが始まり、今でもそれが絶えないそうです。

 
 近年でも、圧倒的にカトリック教徒であるフィリピンの政府はどんどんミンダナオのムスリムの土地を追い込み、キリスト教徒も移住していきますます差別化してしまう政策を影で行っています。


フィリピンの自らの伝統を守ろうとする団体はほとんどムスリム団体で、政府は国軍でものすごく弾圧をしてきました。


最近ではミンダナオの資源の利権を狙った米軍が反テロの名の下にほんの数人のムスリムの武装抵抗グループの掃討作戦と称して、何千人もの米軍を送り込み、フィリピン軍と一緒にムスリムの村を大規模に攻撃しました。


こういったことは、さらにムスリムの一般の住民、子どもたちの犠牲を増加させ、暮らしを厳しくしています。
 
  利権のために米国が次の戦争対象としているのは、対テロ政策という大義名分のもとに東南アジアのムスリムに向けたものだという説も田中宇の国際解説ニュース で見て知りました。これを見ると彼らムスリムはどうなるのだろうととても不安になります。


キリスト教の政府のフィリピンは、修道院と一緒に無償で全国に病院を設置していますが、ムスリムや少数民族ばかりのミンダナオ島は例外で、ミンダナオの少数民族、ムスリムの子ども達は病気やけがをしても、そのまま放置され、傷が化膿していくのをただじっと耐えるだけということを強いられています。


私は医療支援などのための募金をしました。


奨学生も募集していますが、就職したらもっと募金しようと思います。