世界とつながるお手紙交流 -10ページ目
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日本で白血病の治療を終えたイラク人少年・アッパース君急死

上記写真はJVCの支援で治療を受けて喜ぶ人なつっこいイラクの子どもです。http://www.gambanpo.net/esgn/ESGN0340.cfm?ID=81




悲しいニュースを知りました。アッパース君が住んでいたバスラ市(イラク南部)は、1991年の湾岸戦争のとき、米軍による大量の劣化ウラン弾が投下され、その土地は放射能で汚染され、今回も使われました。多くの子どもたちが、白血病に侵されたところです。

アッバース君は、日本で白血病の治療を終え、他の子供たちの希望の星であったそうです。

私は一番このための募金に力を入れています。薬で命がつなげられ、治療になるのですから、本当に切実になります。
だからイラクに医療支援を行っている現在日本で唯一のJVCに毎月6000円、なんとしてでも募金するようにしています。

今回の情報、本当に耐え難いとはこのことだと思います。

書くこともつらいニュースが多々あり、なんか滅入ってしまう時期がありますが、少しでもこの子のことを、そしてこういうイラクの子どもたちのことを皆が気に留めるようになりますように。

そして一日も早く平和が訪れ、温かすぎるくらい温かいイラクの人々、パレスチナの人々が幸せに暮らせますように。

そしてとても文化的にも高度で美しい風景のあるそこを早く訪れたいです。彼らに会いたいです。もう、すぐ行けます。そう、強く信じています。

記事:
http://www.ekokoro.jp/frameset.php?url=http://www.janjan.jp/world/0502/0502143578/1.php

フィリピンムスリムへの医療支援“ミンダナオの風”

http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/index.htm

 このNGOは、私の大学の所属している国際協力サークルのOGの方が夫婦で創設されたものです。このNGOは、フィリピンで最も厳しい環境で暮らしているミンダナオのムスリムと少数民族が、貧しいために周りに病院はあるのに医療が受けられないことから、彼らへの医療支援と図書館創設を行っています。
 私のサークルとは、インドとフィリピンの子どもの教育支援を行う活動です。うちの大学はカトリック校なのでイエズス会経由でお金を送ってその管轄下の各施設に資金を送るという送金法です。  
 
 このミンダナオムスリムについては、このNGOを知ってから、今話題のインドネシアのアチェととてもよく似たものとして前々から注目していました。フィリピンのミンダナオのムスリムは、ただでさえ貧しい国なのに、政府からかなり差別的待遇を受け続けてさらに苦しい生活を余儀なくされてきました。 私もフィリピンにはサークルの支援先を巡るツアーへ行きましたが、そのツアーではミンダナオは治安が悪化していたので行かないことになってしまいなんだか悔しかったです。   

 スペイン支配が始まる前、フィリピンにはミンダナオにイスラム教が伝わり、後は特に大きな宗教はありませんでした。ミンダナオだけは唯一スペインによる支配にムスリムが抵抗し、伝統が残り、スペイン支配の影響を受けなかったのですが、スペインはムスリム居住地区に国境線を無理やり引き、差別統治してムスリムの村を焼きました。それがきっかけでそれまで共に住んでいたキリスト教徒の村と焼き討ちのし合いが始まり、今でもそれが絶えないそうです。  
 近年でも、圧倒的にカトリック教徒であるフィリピンの政府はどんどんミンダナオのムスリムの土地を追い込み、キリスト教徒も移住していきますます差別化してしまう政策を影で行っています。
フィリピンの自らの伝統を守ろうとする団体はほとんどムスリム団体で、政府は国軍でものすごく弾圧をしてきました。最近ではミンダナオの資源の利権を狙った米軍が反テロとしてフィリピン軍と一緒にムスリムのそういった団体を大規模に攻撃しています。こういったことは、さらにムスリムの一般の住民、子どもたちの犠牲を増加させ、暮らしを厳しくしています。
 
  利権のために米国が次の戦争対象としているのは、対テロ政策という大義名分のもとに東南アジアのムスリムに向けたものだという説も田中宇の国際解説ニュースで見て知りました。これを見ると彼らムスリムはどうなるのだろうととても不安になります。

フィリピンを支援するNGOは沢山知っているし私の支援する団体もそうですが、ミンダナオのムスリム地域を支援しているか調べると、私の知っている限り皆無でした。だからこのNGO“ミンダナオの風”は貴重だと思うし、ミンダナオムスリム・少数民族の医療支援を本当に充実出来るように願っています。

白血病のイラクの子どもたちの命を救うことができます

1991年の湾岸戦争、今回の戦争で米軍が使った「劣化ウラン弾」に含まれる放射能による白血病や小児ガンに苦しむイラクの子どもたちの医療支援。

今では80%が治る病気ですが、イラクではこれまでの米国からの経済制裁、今回の戦争による破壊によって深刻な医薬品不足が続いているため多くの子どもたちが次々に命を落としています。

¥5000で1人に必要な1ヶ月分の医薬品を提供できます。

寄付先:JVC(日本国際ボランティアセンター)

http://www1.jca.apc.org/jvc/jp/support/fundraise.html
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